GINZA SIX 裏 / レナ・レスボワール 上
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No.14 きよみちゃん

先日、東京医科歯科大学教授の藤田紘一先生のお話を聞く機会がありました。
藤田先生は今注目の”カイチュウ博士”です。
世界のスーパーモデルのナオミ・キャンベルも
お腹に飼っているという回虫に興味があった私は、
もしかして痩せる話かも...と飛んで聞きに行きました。
結論から申し上げますと、先生のお話は本当に面白く、
会場は爆笑の渦に包まれました。
発展途上国の子どもたちにアトピーの子どもがいないように、
昔の日本には、アトピーやアレルギー、喘息持ちの子どもはいませんでした。
なんとそれは回虫のおかげだったようです。
つまり、回虫は宿主が死ぬと自分も死ぬことになるので、
宿主の身体にいい事をするのだそうです。
その一つがアレルギーの予防ということです...と、納得。
詳しくは藤田先生の書かれた本を読むしかないのですが、
逆転の発想のようなお話の中で、最も納得した結論を少しご紹介いたします。
『アトピーやアレルギーの子どもをつくらない環境』
一、子だくさんの家庭で育つこと 
  (一人っ子や長男、長女にアトピーの子どもが多いそうです)
二、定職を持たない親に育てられること
  (人生いいかげんを覚えましょう)
三、犬や猫と暮らすこと
  (犬や猫のフンに慣れて、抗体を作りましょう)
四、農家で育つこと
  (いつでも回虫を飼えます)
五、手や顔を洗わないこと
  (適度な不潔は過度の清潔よりマシです)
六、BCGを早くすませること
  (???)
そして、大人の私達としては、ポジティブに生きて、よく笑い、
野菜を多く食べて、肉は月に2回がいいそうです。
生活グッズのすべてが抗菌使用と言っても過言ではない現在、
藤田先生のお話は目からウロコでした。
”ホームレスにハゲはいますか?”
の言葉に象徴されるように、
清潔すぎは頭髪と身体に悪かったのです!
これからは汗のにおいをプンプンさせて生きる方が長生きできそうです。
ちなみに藤田先生のお腹には”きよみちゃん”という
名前が付けられた回虫が飼われていて、
月2回どころか、ご接待時には必ずステーキやシャブシャブを食べたがるそうです。
そのため藤田先生は不本意ながら”きよみちゃん”のために食べるそうです。
なんて...こういう虫のいいムシを私も飼ってみようかと思っています。

カテゴリー:デンタル小町  投稿日:2008年5月22日