No.27 3億円

前回『いい男』について書きましたので、
今回は『いい女』について書こうかと思いましたが、
なんだか私自身のことばかり書いてしまいそうで失礼かと思い、
思いとどまりましたのであしからず...
そんな自称『いい女』の私は、朝から晩まで、
時には夜の9時過ぎまで身を削るように歯を削り、
口という狭い世界に悪戦苦闘する日常の中で、
人生の目的とか、希望とか、夢って何だろうと考えてしまいます。
最近判明したのですが、私にとって一番楽しいこととは、
日本人の誰もいない外国の、とあるホテルのベランダで、
ホテル自家製のパンとチーズと紅茶と果物の朝食をとりながら、
「さあ、今日は何をしよう。どこへ行こう。」と考えることなのです。
(ああ、想像しただけで胸がワクワクしてきます)
そして、可能ならば、
そのままその地へ住み続けてしまうのです。
そのためには突然ですが『3億円の宝くじ』に当たらなければいけません。
「院長は既に運を使い果たしているので、今さら当たりませんよ。」
とイヤミなスタッフにひどい言われ方をしながらも毎回せっせと買いますが、
なかなか当たりません。
でも、もし当たったら1億円は娘夫婦にプレゼントし、
もう1億円はスイスの銀行に預けて、
最後の一億円を出し入れ自由な利殖のいい海外の銀行に入れておき、
3ヶ月ごとに国を変えて、いっぱい写真を撮り、絵を描き、料理を習い、
その国の人のように暮らすのです。
梅雨の長雨の中、娘がハワイの本を読みながら呟きました。
「あーあ、もうダメだ!
 ハワイへ行きたいと思うだけで、ストレスの塊になってしまう。
 いっそ、ハワイに住めばいいんだ!ハワイに住もう!」
アホな娘の横にいた私の頭の中には、
ハワイの蒼い海と白い砂浜が広がり、お約束のビキニ姿で、
「もう日本へ帰って口の中なんか診たくないゾー!
 歯を削る仕事なんて真っ平ゴメンだーい!」
と叫んでいました。

  カテゴリ:デンタル小町

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