GINZA SIX 裏 / レナ・レスボワール 上
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東京都中央区銀座7-11-11 長谷川ビル4階
time
月・水・金 11時〜
完全予約制
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天ママStyle vol.46 春節

※デンタルサポート・コムネット TOGETHERに連載中の
『天ママStyle』の内容をアップさせて頂いております。
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昨年末、パソコンを開いているとANAからのお知らせ
“会員限定ツアー春節を祝う光の祭典 冬を彩る ランタン祭り 自貢・成都4日間”
が飛び込んできました。
費用は4万円代……誰に声を掛けても「行かない」と言われ、
1人参加で6万円ちょっとを払って、2月2日から4日間、
春節の中国へ行ってきました。
成都までの初の直行便ANAに乗り、狭い機内で本を読んでいると、
お隣のおばさんが読書灯を点けずに本を読んでいます。
気を利かせてライトを点けてあげると…
「あら、なくても読めますけど…」
「エエッ!」
私と同じ年格好、絶対老眼のはずなのに
(老眼になると暗闇で字は読めません。確かに暗闇では誰も何も見えませんが、
この時は、それほど、まあまあ暗かったのです…汗…)、
出掛けにスタッフ達の「院長、旅の間は絶対ケンカをしないでくださいね」を思い出し、
じっと我慢の6時間でした。
(注:この人は違うツアーでした、ホッ)
夜半に成都へ到着。翌朝6時30分のモーニングコールで起床、
ただちにホテルを飛び出し、塩の都自貢へバスで走ること3時間。
昔ながらの製塩工程を見学し、
次に一路ハリボテの恐竜が迎えてくれる恐竜博物館へ…。
ところが、博物館の中は、世界最古といわれる化石の発掘現場と
本物の恐竜達が誠に見事で…ちょっとびっくり!
(やるじゃん中国!)
夕方になると新興農家を見学し、中国版おせち料理をいただく…。
この頃になると、我々1班(19名)のテーブルはお酒を注文し、
各々の人柄、自己紹介をし、笑い声があがり始めます。
そして、夕食後、最も楽しみにしていたツアーのハイライト
“ランタン祭り”に出掛けました。
ウワァ~オ!! 『ディズニーランド』と『チャーリーとチョコレート工場』と
『千と千尋の神隠し』の世界が忽然と現れ、まるで夢の中に迷い込んだようです。
大きさ、艶やかさ(ビルの10階位、人間はおやゆび姫状態)に感動です。
(中国やるじゃん! すごいじゃん!!)
感激で寝付かれぬまま、次の日は6時起床。成都へ戻り、
パンダの繁殖地へ向かいました。
「これはこれは、かわいいかわいい」とツアーメンバーの中に、
3カ月ごとにパンダに会いに来て、
勝手に付けた名前を呼び掛けるおばさん1名……
四川料理の昼食後は、三国志のゆかり庭園へ…
そして最後のイベント”変面劇”の観賞で夜は更けたのです。
・日本語が上手なソ連のゴルバチョフそっくりのアメリカ人
・その方のお供の無精ヒゲのオーランドブルーム男
・元気でシャイなカウボーイハットおじさん
・マイレージでニューヨークまでファーストクラスで飛んだマイラー おばさん
・年の数程ダンゴを食べていたダンゴ娘
・リーダーシップ発揮、ファイヤーマン風男性
・最新ソニーのデジカメ持参ヤサ男
・もしかして私は迫力満点メスライオンかな…
平均年齢60歳以上、安いツアーにもかかわらず、
旅達者でちょっと変な大人たち。
来年、この同じツアーでの再会を期待しながら解散しました。
旅の達人は人生の達人かもと改めて再認識した4日間でした。
私が春節の中国に行っている間、スタッフの1人は極寒のカナダへ、
オーロラを見に行っていました。
最初の2日間はオーロラは見えず、最後の夜にやっと見れたそうです。
「来年こそ、オーロラの当たり年です」
というツアーガイドの言葉に動揺することなく、
来年彼女は紅葉のカナダを見てみたいと言っています。
「百聞は一見にしかず」
老いた私と若いスタッフ達は、きようも地図を見ながら、
行きたい土地、見たいもの、会いたい人達に想いを馳せ、
日々節約しながらも、人生を豊かに生きる方法を見つけ出そうとしています…。

カテゴリー:天Mama Style  投稿日:2012年3月6日