天ママStyle vol.34 優しい私

“この阿呆んだらぁ~~~~ッ!”
鳩が豆鉄砲を食らったように、目を丸くして突っ立ってるスタッフに
“まだ分からんのか、何考えてねん!” と急に関西弁になる私…
“はい”と消え入る声が更に小さくなるスタッフ。
“何見て、何考えてやってんねん!!”

もっと強烈な大阪弁になる私…
“ホント、帯に短し、タスキに長しや…”
“何ですか、それ”
“帯には短いし、タスキには長いし! 何にも役に立たないということ!!
つまり、あんたのことやで! 分かってんの!”
“へぇ~、タスキってなんですか?”
“アッホ~~ッ!!”
私は別にヤミクモに怒っている訳でもなく、
発作のように爆発している訳でもありませんが、
慢性化しているスタッフ達は、ただ静かに嵐が過ぎ去るのを耐えています。
という訳で、私の診療室は時々、私がカミナリを落とします。
理由は、私が本気で仕事をするためです。
本気で仕事をしていると、
ただボーッと突っ立っているだけのスタッフはジャマです。
そういうスタッフに神経を使うことは、大変疲れます。
“ライト!””バキューム!””ライト!””バキューム!” …”
いちいち言わないと分からない衛生士はあっちへ行っちまえ!”となります。
彼女達にすれば、言われた事だけをすれば楽なのでしょうが、
私の集中力は患者さんだけに向けておきたいので、
役に立たないスタッフは怒鳴りつけて追い払います。
鬼のような院長と言われても構いません。
仕事中は患者さんのことだけを考えていたいのです。
おかげさまで、やっと新しい衛生士を採用することができました。
彼女達は経験が10年ないし15年もあるというのに、
私に言わせれば、まるで仕事の姿勢が出来ていません。
いったい今までどのような仕事をしてきたのか聞いてみますと、
彼女達はだいたい男の先生の下で働いています。
そして先生の言われたことだけをし、それ以外はしないように教育されています。
その為、仕事の内容を理解しようとはせず、
ほとんど考えることをしなくなっています。
が、当医院に来た彼女達の偉いところは、
そういう境遇に不満を持ち、やる気を失い、
このままでは人生の目的までも失ってしまうと思い至ったことです。
そして、私のホームページの『ブログ』に辿り着き、
このコムネットの『天ママStyle』の連載を読み、感動し、募集を知り、
その勢いで当院に飛び込んで来たのです。
偉いですねぇ~~。
ところが、想像以上に響く私の罵声に、彼女達は毎日震える日々を送っています。
私は彼女達に物事を自分で考え、自主的に仕事ができるようにしてあげたいのです。
言われた事だけをするのは仕事ではありません。
自ら内容を理解し、一歩先を予測し、準備し、患者さんの心を読み、
先生と患者さん両方に気を遣い、できれば癒しの言葉をかけ、
ある時は天使のように微笑み、
ある時はやり手ババアのように自信を持って動けるようになっていただきたいのです。
そして患者さんが自分にもお礼を言ってくださる快感を味わうと
仕事がとても楽しくなります。
いつか新しいスタッフ達が早くその事に気付き、
毎日のカミナリが小鳥のさえずりのようになる日を私自身、祈り願っています。
それにしてもいい歯科医がいませんねぇ。
職場を変えたいと思っておられる方、いい仕事をしたい、
義歯を学びたいと思っている先生、経営を知りたい、
スタッフの使い方を教えて欲しいと思っている先生、
そして立派な町医者になりたいと夢見ている先生は、
ぜひ当医院の私のブログをお読みください。
この『天ママStyle』のバックナンバーと、笑える写真に思わず胸が高鳴り、
必ず受話器を握りしめていることでしょう。
優しい私が、お待ちしています。
afro

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