天ママStyle vol.38 上を向いて歩こう

3月11日の東北地方太平洋沖地震にて
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
被災された方、 ご家族、ご関係者の皆様には心からお見舞い申し上げます。
一刻も早い復旧をお祈り致します。
※ デンタルサポート・コムネット TOGETHERに連載中の
『天ママStyle』の内容をアップさせて頂いております。
今回は”vol.37″をアップ予定でしたが、”vol.38″を掲載します。
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地震当日、埼玉の診療所にいた娘は、スタッフの車で送られ、
途中から停電の夜道を10km以上ゾンビ様軍団に紛れて歩き、
やっとつながった友人の車に助けられて、
私の部屋に夜中12時近くに辿り着くと、
落ちた雑貨や割れたガラス・・・・。
銀座から9時間かけて夜中の2時半に帰宅した私に
抱きついて泣きだしました。
そして、その日からストレス性口唇ヘルペスと歯痛に悩まされています。

やっと1ヶ月、娘のストレス性症候群も消え、
報道も落ち着きを取り戻し始め、
当時の惨劇よりも、死んでしまった人、
生き残っている人のありようが語られ始めています。
着の身着のままだった卒園式、卒業式も
善意の贈物で新品の制服とランドセルの入学式となりました。
両親を失った子どもの顔から溢れていた涙も乾き、
チラホラ笑顔になろうとしていまが、
『思いを残したまま死んでいった人も地獄だが、
生き残って泣いている子どもたちも地獄だよ!
いっそ一緒に死んでしまえば良かったんだ!』
と祖母かもしれないお年寄りが声を荒げて近づけられたマイクに
吐き出すように嘆く姿に、
行きぬかなければならない生き残った者の
悲惨さを付きつけられて、言葉もありません。
1000年に1度の大惨事にめぐり遭ってしまった私たちは、
運命の非情(天災)さと、文明の奢りような原発事故(人災)の
おとしまえに為す術もなく、憤り諦めの中で、
身を寄せ合っています。
未だ天災の余震は続き、人災の原発は先が見えません。
どこへ行けばいいのか、これからどうなるのか、
父や母や子どもや・・・消えてしまった家族・・・
どうやって生きていこう・・・。
地下街もお店も会社も”節電“”節電“です。
銀座からは灯りが消えましたが、
まるでヨーロッパの街並みのように落ち着き、
明るさに慣れ切っていた私たちにとっては、意外な発見でした。
家に帰り、間接照明のひとつだけで食事をし、
テレビを見ていると、いつもより早く帰らざるを得なかった
家族の笑顔が、なぜか幸せそうです。
不謹慎なことですが、この大惨事のおかげで、
当たり前だった日常が、多くの幸せの積み重ねであり、
生きているのではなく、いかされていることに心から感謝する
気持ちを持つことができました。
また、検死のために現地に駆け付けた先生方の
現場報告を読むにつれ、涙が止まりません。
私たちは心して、この惨事から多くの事を学び、
変わらなければなりません。
人間の営みの本質を守るいたわりの政治、
家族愛、自然との共存、真実の公開、迅速な実行力、
幸せの基準等々を根底から見直す機会にしなければいけないと思います。
今回の大惨事でありながらも、東北の方々は、
心根の優しさと辛抱強さと、日本人の節度というものを
世界中に示してくださいました。
私たちは、そのことを誇りと感銘を持って見守り続けています。
家族全員を失い、たった1人生き残った女子高生が
『泣いてばかりいると、みんなに迷惑をかけるから、
泣くのは止めました。これからはみんなに笑顔を向けて、
みんなを元気にしたいです。
そして、お父さんの仕事だったイチゴ農園を
再開するのが夢です』と悲しみを乗り越えたかのような
印象的な笑顔で笑っています。
ガンバレ東北!ガンバレ日本!
上を向いてあるこう 涙がこぼれないように

思い出す春の日 一人ぼっちの夜・・・・
幸せは雲の上に・・・・幸せは空の上に・・・・
そして私は、もう少し世の中が落ち着いたら、
飼い主のいなくなった動物を引き取り、
親を失った子どもたちの里親になろうと思います。
「足長おじさん」じゃぁなくて、「短足おばあさん」なんて言われちゃって・・・。
共に、上を向いて歩いて、生きていけたらと願っています。
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