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天ママStyle vol.53 衛生士やぁ~い

※デンタルサポート・コムネット TOGETHERに連載中の
『天ママStyle』の内容をアップさせて頂いております。
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銀座の衛生士は妊娠活動に入るため、埼玉の衛生士は妊娠のため、
そしてもう1人の衛生士は腰痛が酷くなり、片足を引きずりながらの仕事に耐えかねて、
突然3人の退職するタイミングが重なりました。
いろいろ手を尽くしていますが、時期なのか、何なのか、全く応募がありません。
最近の衛生士学校では『衛生士は金の卵です。
就職率は100%以上です。
好きな所を選びましょう』と教えているそうで、
当医院のような怖い先生がいて、女性歯科医で、
うるさそうな所なんぞは誰も来てもらえません。
他医院の募集のうたい文句を調べてみました。
〈明るい職場です〉〈キレイな医院です〉〈みんなの笑顔が自慢です〉
〈新規オープンです〉〈事業拡大中〉〈仲良し職場です〉
〈アットホームで楽しい職場です〉〈明るくて楽しい職場です〉
〈予防がメインです〉〈メンテナンス中心です〉〈楽しくスキルアップしましょう〉
………ほんまかいな!!………
上記の見出しを信じて応募してくる衛生士には、
このような質問を用意してみましょう。
・求人内容の何にひかれましたか?
・お友達は多い方ですか?
・予防に関して、あなたは何が出来ますか?
・衛生士の仕事を一言で言ってください。
・ここは女性が院長ですが、どう思いますか?
・しかられることに耐えられますか?
・立派な衛生士になりたいですか?
ニコニコと笑顔で応えられる衛生士がいたら、
あなたは宝の山に当たったも同然。即決しましょう!
ここで一息……
先生方は衛生士に何を求めておられますか?
もしくは何をやらせようと考えていますか?
“しかると辞めるから”と腫れものに触るように接していませんか?
実は、衛生士達は、先生自身の考えが知りたいのです。
私の場合は常に立派な開業医になりたいと思い、
日頃からスタッフ達に、そのためにやっていることとか考えを話しています。
ポリシーを共有することで、院内全体に団結心や助け合いが生まれ、
活性化され明るくなります。
このような環境の中で立派な衛生士になってもらうために、
衛生士自身で何をすべきか、何を学ぶべきかを考えさせます。
また、当医院の考えは常に【働いてナンボ!!】の世界です。
そのため自費のPMTCや衛生指導、予防で衛生士が稼いだお金は、
その1/3を当人にキックバックします。
チェアを独占され、スケーリングや衛生指導をやられても何の足しにもならず、
正直言って稼働率はマイナスですが、その事を彼女達に自覚させながら、
キックバックで稼がせています。この矛盾が、いつか実ることを信じて……。
ところが最近の情報では、衛生士の給料が頭打ちで、
将来が不安なので、介護の資格を取り、
介護士+衛生士として独立して働いている人が増えてきたそうです。
とうとう衛生士にまで、歯科界は見切りをつけられたのでしょうか?
そんなことを言っていると、銀座に1人の衛生士が応募してきました。
「え~と、審美と予防をやりたいです」
「今までは何をしていたのですか?」
「助手みたいな事しか、やらせてもらえませんでした」
「では審美と予防で、あなたは何ができるのかしら?」
「エ~~~~~」
「スケーリングはできますか?」
「はい、やった事はあります」
「やった事があるのとやれます! は違うのよ」
「エ~~~~~」
「大丈夫よ。患者さんは練習台ではないので修行が必要なのですが、
今度、もうひとつの診療所を見に来ませんか?」
「遠いですか?」
「ちょっとね」
「じゃあ、ちょっと行ってみます」
「明るくていいですね。ちょっと頑張ってみましょうね」
「ハ~~~イ」
この衛生士、どうなるのでしょうか。
次回をお楽しみに。

カテゴリー:天Mama Style  投稿日:2012年11月9日