天ママStyle vol.62　オリンピック招致に思う

※デンタルサポート・コムネット TOGETHERに連載中の
『天ママStyle』の内容をアップさせて頂いております。
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念願の2020オリンピック東京開催が決まり、
今年の熱い！！　夏は終わった。

私はオリンピック招致に反対だった。
それよりなにより、日本人のほとんどの人達は
被災地の復興が先だと思っていると、思っていた。
だからオリンピック招致決定に喜んで大騒ぎしている人達の映像を観ながら、
ヤラセではないのかと疑った程だ。
ましてや東京都に4,000億円の預金があったことを知り、
福島の方々がどんな思いでいるのかと思うと、心が痛くなった。
決定して２日しか経過していないのに、
夢のようなオリンピック施設や宿泊施設の計画絵図を見せられた
避難宿舎の彼らの気持ちは、あきれて、哀しくて、
言葉を失ったのではないだろうか……。
未だ帰郷が許されず、そのための準備も遅々として進まず、
次々と露見する放射能汚水の垂れ流し…。
確信のない言葉で固められた安倍総理の宣言を半信半疑ながらも
信じた判定委員達の心の中には、
（宣言した以上は、復興を実現して欲しい）
という願いが込められていたに違いない。
この安倍総理の宣言を実現するために、
オリンピックを招致するのだと思えば、私の気持ちの少しは納得することができる。
オリンピック招致の決定で、１つだけ素晴らしいと思ったことがある。
それはプレゼンをした日本の３人の女性達が際立って美しく立派だったこと！
あるテレビマンが「日本のなでしこ魂が、審査委員達の心を打った」と言っていたが、
そんな言葉を使っていただきたくないくらい、
彼女達の輝きはグローバルなものだったと思う。
彼女達は、彼女達の考える、思う事を心から話した！
それが審査委員達はもちろんのこと、聞いていたみんなを感動させたのです。
何の計算も、思惑もない彼女達のスピーチは日本女性の誇りです。
そして、このプレゼンを企画したプロデューサーに脱帽！

ウマイ！
何はともあれ、浮かれ好きの日本人はアベノミクスと
オリンピック開催というエサに踊らされ、どのように変わっていくのでしょうか？
例えが悪いのですが、「勝つ！　勝つ！」と言って、
戦争へ突入していった日本人の《大和魂》が
チラチラ見えてあまり嬉しくない私です。
こんな事を言う以上、
72歳になる７年後を見届けなければいけないと思っています。
話は変わります。
２人の子供をこれから大学に通わせて、
教育費に最もお金が必要なアラ還の女性歯科医が、
毎週当医院（銀座）に見学に来ています。

私は彼女に言いました。
「稼げる腕になりましょう。

努力してください。勉強してください。
上手くなって自信をつけて自費診療をしてください」

私は歯学部を卒業して河邊清治臨床教室の門を叩いたのは36歳の時でした。
その時72歳だった河邊先生ですが、74歳の先生が名古屋から
毎週銀座の河邊先生の診療室に通って来られていました。
勉強と努力に年は関係ないという事ですね。
アラ還の彼女は毎週楽しそうに来られます。
私の人生の第３期（30年周期）は、
少しでも人のお役に立てたらと願う周期でありたいものです。
７年後のオリンピックには、私は選手としては出場していませんが
（アタリマエヨ！）
チョーハデな応援おばあさんとして常にテレビに出演しているかもしれませんよ！
さっきスタッフ達と衣装を考えながら、大笑いしました。
いけない、いけない、踊らされてるよ。
アベノミクスとオリンピック
踊るアホウに、見るアホウ…
気を付けましょう……
（追伸）
河邊臨床教室は門戸の広い勉強の場でした。
私の所でよければ、皆様もぜひお越しください。
手の内、すべてをお見せいたします。